お気軽にお問合せください。
営業時間
平日 9:30~18:30

死亡事故

  1. 岩垣法律事務所 >
  2. 交通事故に関する記事一覧 >
  3. 死亡事故

死亡事故

交通事故により人を死亡させた場合、加害者は、行政上・刑事上・民事上の責任の他に、社会的な責めを負うという道義的責任を負うことになります。

そして、加害者には、通常の交通事故の場合には過失運転致死傷(自動車運転処罰法第5条)が、死亡事故の中でも特に危険な運転をしていた場合には危険運転致死傷(自動車運転処罰法第2条)が科されます。

また、被害者は、事故後、賠償請求を行います。ここで、賠償請求の進め方について説明します。

まず、相手の保険会社と示談交渉を行います。この示談交渉により、損害賠償金額や過失割合について協議がなされ、その内容により示談書を作成し、賠償金が支払われます。

示談により解決がなされなかった場合は、調停やADRを利用することになります。
■調停
 調停は簡易裁判所で行われ、調停委員会が話し合いを進めます。
■ADR
 ADRとは、裁判外の紛争解決手続きです。交通事故案件では、「公益財団法人交通事故紛争処理センター」の利用率が高くなっています。ADRを利用することで、衡平・公正な立場の嘱託弁護士が和解を斡旋してくれます。そして、和解の斡旋が不調となった場合にも、審査会の最低を求めることができます。
■訴訟
 調停やADRによっても解決できない場合は、最終手段として訴訟を提起します。

そして、被害者は、以下の賠償を請求することができます。
■葬儀費用
 葬儀費用としては、葬儀にかかる費用の他に、遺体の運搬や墓地代、また初七日や四十九日などの法要の費用を請求することができます。
■死亡慰謝料
 被害者が死亡すると同時に慰謝料請求権は遺族に相続されるため、遺族が死亡慰謝料を請求することができると考えられます。
■逸失利益
 逸失利益とは、交通事故で被害者が死亡したことにより、事故後に得られるはずであったのに得られなかった収入のことをいいます。

また、死亡するまでの入通院慰謝料や、被害者が弁護士に相談した場合は、弁護士費用を請求することができます。

岩垣法律事務所は、東京都、神奈川県を中心に、相続、交通事故、刑事事件などの相談を主に行っております。
悩める人の道しるべとなるよう、出口の見えない問題を解決して参ります。
お客様のお悩みに真摯に対応して参りますので、お気軽にご相談ください。

岩垣法律事務所が提供する基礎知識

  • 相続に関する相談を弁護士に依頼するメリット

    相続に関する相談を弁護...

    遺産を巡り兄弟同士で骨肉の争いをし、その後もぎくしゃくするほど悲しいことはありません。こんな事態になら...

  • 契約不適合責任の免責とは?注意点をわかりやすく解説

    契約不適合責任の免責と...

    契約不適合責任とは、契約の目的物に種類、品質、数量における瑕疵(欠陥のこと)がある場合に、売主に対して...

  • 示談交渉

    示談交渉

    交通事故発生後、当事者双方において示談交渉を始めることとなります。 示談交渉までの流れとしては、まず...

  • 高次脳機能障害で等級認定されるには

    高次脳機能障害で等級認...

    ■高次脳機能障害で等級認定されるには ・高次脳機能障害とは 交通事故により頭部外傷を受けて意識障害を生...

  • 任意整理

    任意整理

    任意整理とは、裁判所を介さずに直接、金融業者(債権者)と交渉をして、将来利息や遅延損害金を免除して貰う...

  • 交通事故を弁護士を依頼するメリット

    交通事故を弁護士を依頼...

    交通事故に遭遇した場合、弁護士に相談するべきだとしばしば言われますが、なぜでしょうか。以下その理由を説...

  • 遺言書作成

    遺言書作成

    遺言書の種類には普通方式(公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言)と特別方式の二つがあります。今回は...

  • 死亡事故

    死亡事故

    交通事故により人を死亡させた場合、加害者は、行政上・刑事上・民事上の責任の他に、社会的な責めを負うとい...

  • 後遺障害

    後遺障害

    後遺障害とは、交通事故による負傷が完治せず、入院を続けてもそれ以上の回復が見込まれない状態になった症状...

よく検索されるキーワード

ページトップへ